ライブラリであるので当然このLibraryプロジェクトはjarとしてbuildされ複数のAndroidプロジェクトで利用可能ということです。
しかもADTの機能としてLibraryプロジェクトをライブラリとして参照するとそのAndroidプロジェクトの中からもソースコードの添付等を経ずソースコードの参照可能となり使い勝手の面で大きなメリットがあるように思われます。
@ussy00さんのブログで春頃に紹介されていますが画像が無くなってしまっているようなのでATECの一員として後追い記事ではあるものの詳細をまとめてみようと思います。
ということで先ずはLibraryプロジェクトとLibraryテストプロジェクトの作成から行なってみたいと思います。
まずは新規作成より通常のAndroidプロジェクトの作成と同様に「Androidプロジェクト」を選択します。作成仮定としてはAndroidプロジェクトとほぼ同じですが一点だけ違うのはAcitivyを作成しないということです。
上記のようにプロジェクト名を付け内容の部分についてはそれぞれの環境にあわせて設定を行ってください。ビルド・ターゲットとしては今回はAPIレベル7を選択しました。
パッケージ名をを指定した下の部分でAndroidプロジェクトではアクティビティ名を入力してアクティビティクラスを自動生成させていると思いますが今回のライブラリではAcitivityは使わないという設定にしてチェックを外しています。「次へ」ボタンを押してテストプロジェクトも一緒に作成します。
こちらはデフォルトのままでOKです。変更する必要がある場合は随時行なってください。
私はQuickJUnitを使う関係でパッケージ名をAndroidプロジェクトと同じにするようにしています。このあたりも好みかと思いますので自由に設定しましょう。「完了」ボタンを押すと上記ではAndroidLibraryプロジェクトとAndroidLibraryTestプロジェクトの二つがパッケージエクスプローラに表示されるようになったかと思います。続いてそれぞれのパッケージについてLibraryプロジェクトとする設定を行います。
パッケージエクスプローラでAndroidLibraryプロジェクトを右クリックしてコンテキストメニューからプロパティを選択しその中のAndroid項目を開きます。
下の「ライブラリー」という中の「Is Library」にチェックを入れこのプロジェクトがLibraryプロジェクトであることを設定します。続いてAndroiManifest.xmlを開きます。
上記はAndroidManifest.xmlファイルのアプリケーションタブの一部です。上部にある「Define an <application> tag in the AndroidManifest.xml」のチェックが入っていると思うのでこれを外します。
するとAndroidManifest.xmlファイルは上記のようにとても簡単な物になります。
続いては必要のなresフォルダの中身を削除してしまいましょう。リソースを利用する場合は残しておいても構いませんが初期設定で置かれるiconやlayout/main.xmlやvalues/string.xmlは必要ないことが多いのではないかと思います。genフォルダ、assetsフォルダそしてresフォルダ自身は残しておかないとコンパイル時にエラーとなってしまうようです。
続いてはAndroidLibraryTestプロジェクトのプロパティを設定します。先程「Is Library」にチェックを入れた部分で「追加」ボタンを押しAndroidLibraryプロジェクトをライブラリとして登録します。
登録すると上記のように表示されライブラリとして追加されたことが表示されます。
ちょっと長くなってきてしまったのでとりあえずこのあたりでいったん〆め。
次の記事では実際にテストを実行するまでをご紹介します。
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